行政書士のブログ記事を書くとき、本文はできたものの、タイトルをどう付ければよいか迷うことがあります。
検索されそうな言葉を入れたい一方で、長くなりすぎたり、どの記事も似たタイトルになったりすることもあるでしょう。
記事タイトルは、検索結果でページの内容を伝え、読むかどうかを判断してもらうための大切な情報です。ただし、目を引く言葉を使えばクリックが増えるとは限りません。まずは、検索する人が知りたいことと、記事で実際に答えていることを一致させる必要があります。
この記事では、行政書士のブログ記事を例に、内容が伝わるタイトルの決め方を解説します。
最初に「この記事は何に答えるか」を決める
タイトルを考える前に、記事の中心となる疑問を一文にします。
たとえば建設業許可の更新について書く場合でも、記事の内容は一つとは限りません。
- 更新はいつからできるのか
- 更新時にはどんな書類が必要か
- 更新にかかる費用はいくらか
- 更新手続きを行政書士に依頼できるか
「建設業許可の更新を解説」というタイトルでは、どの疑問に答える記事なのか分かりにくい場合があります。
更新時期を中心に説明するなら、「建設業許可の更新はいつからできる?手続きを始める前に確認したいこと」のように、扱う内容が伝わるタイトルを考えられます。
記事で答える疑問を先に決めると、タイトルだけでなく見出しや本文も整理しやすくなります。記事テーマの考え方については、行政書士ブログのSEO対策でも解説しています。
検索する人が使う言葉を自然に入れる
記事が答える疑問を決めたら、検索する人が使いそうな言葉で表します。
たとえば行政書士が業務の中で使う正式な名称と、相談者が検索するときの言葉が異なることがあります。専門用語だけでタイトルを作ると、初めて手続きを調べる人には内容が伝わりにくいかもしれません。
一方、検索語をそのまま並べただけの「建設業許可 更新 いつから 必要書類 行政書士」というタイトルも読みにくくなります。
中心となる言葉を自然な日本語に整え、読者が「自分の疑問に答えてくれそうだ」と判断できることを優先しましょう。キーワードの選び方そのものは、行政書士のホームページで狙うキーワードの決め方を参考にしてください。
タイトルで約束した内容に、本文で答える
タイトルに書いたことは、本文で実際に説明する必要があります。
たとえば必要書類の一部しか触れていない記事に「建設業許可の更新に必要な書類をすべて解説」と付けると、読者が期待する内容とずれてしまいます。
同じように、費用が条件によって変わるのに「更新費用は○円」と断定したり、制度改正の有無を確認せず「最新版」と付けたりすることも避けたいところです。
タイトルを読んで訪れた人が、記事を読み終えたときに疑問を解決できるかを確認しましょう。行政書士の業務に関する記事では、条件や対象地域による違いがある場合、それが分かる説明も必要です。
広すぎるタイトルは、記事の範囲に合わせて絞る
タイトルが広いと、多くの検索に対応できそうに見えます。しかし、本文が一部の話題だけを扱っているなら、タイトルもその範囲に合わせた方が内容を伝えやすくなります。
たとえば「相続手続きのすべて」では、必要書類、期限、費用、依頼先など幅広い情報が期待されます。記事が遺産分割協議書の準備について説明しているなら、そのテーマをタイトルに示した方がよいでしょう。
反対に、本文で複数の疑問をまとめて答えている記事を、狭すぎるタイトルにしてしまうと、内容が十分に伝わらないこともあります。
タイトルの範囲と本文の範囲を揃えることが基本です。
似た記事には、違いが分かるタイトルを付ける
同じ業務の記事が増えると、タイトルが似てくることがあります。
たとえば次の二つの記事がある場合、それぞれ何を説明するかが分かるようにします。
- 建設業許可の更新はいつからできる?申請時期の考え方
- 建設業許可の更新に必要な書類は?準備前に確認したいこと
どちらにも「建設業許可」「更新」が入りますが、答える疑問は異なります。
もしタイトルを変えても記事の違いを説明できないなら、内容自体が重なっていないか確認しましょう。検索語の表現を変えただけで、同じ答えの記事を複数作る必要はありません。
タイトルの長さは、文字数だけで決めない
「記事タイトルは何文字にすべきか」と気になるかもしれません。しかし、決まった文字数に収めることを最優先にする必要はありません。
長すぎるタイトルは検索結果で一部が表示されない場合があるため、何についての記事か分かる部分を明確にし、不要な言葉を削ります。
たとえば「建設業許可の更新について、行政書士が分かりやすく詳しく解説します」よりも、更新の何を説明するかを示した方が、記事の内容は伝わりやすくなります。
「初心者必見」「完全版」などの言葉を足す前に、その言葉が内容を具体的に説明しているか考えましょう。
WordPressで設定するタイトルと表示も確認する
WordPressでは、記事の見出しとして表示されるタイトルに加え、テーマやSEO用の設定によって、検索結果向けのタイトルにサイト名などが加わることがあります。
記事を公開したら、ページに表示される見出しと、設定されているSEOタイトルを確認しましょう。サイト名が重複したり、記事の内容と異なる文言になったりしていないかを見るためです。
なお、Googleの検索結果に表示されるタイトルは、設定した文字列と必ず一致するわけではありません。ページの見出しなどをもとに、別の形で表示される場合もあります。検索結果だけを見て、WordPressの設定がそのまま反映されていないと決めつける必要はありません。
公開後は、数値だけでなく検索語との一致を見る
記事を公開した後は、Google Search Consoleで、どの検索語に対して表示されているかを確認できます。
想定した疑問とは違う検索で表示されている場合、タイトルと本文が何を伝えているかを見直す材料になります。表示回数があってクリックが少ない場合も、タイトルが内容を十分に伝えているか確認してみましょう。
ただし、クリック率は掲載位置や検索結果に並ぶほかのページなどにも左右されます。数字だけを理由に何度もタイトルを変更するのではなく、記事の内容と検索する人の疑問が合っているかを一緒に確認することが大切です。
まとめ|タイトルは記事の答えが伝わる言葉にする
行政書士のブログ記事のタイトルは、検索語をたくさん入れることより、その記事が誰のどんな疑問に答えるかを伝えるために付けます。
まず記事の中心となる疑問を決め、検索する人が使う言葉で自然なタイトルに整えましょう。そして、タイトルで伝えた内容に本文がきちんと答えているか確認します。
公開後も、実際に表示されている検索語や読者の疑問を参考にしながら、必要な場合に見直していきましょう。