行政書士のホームページを作る際、「SEO対策もした方がいいのか」「何をすれば検索結果に表示されるのか」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

SEOは、Googleなどの検索エンジンからホームページを見つけてもらうための取り組みです。

行政書士事務所の場合も、検索から相談者にホームページを見つけてもらいたいのであれば、SEOを意識してサイトを作ることは重要です。

ただし、特別なテクニックを使えばすぐに検索順位が上がるというものではありません。

まずは、相談者がどのような言葉で検索するのかを考え、その疑問や悩みに答えられる情報をホームページに用意することが基本になります。

この記事では、行政書士のホームページでSEO対策を行う際に知っておきたい基本的な考え方について解説します。

SEO対策とは?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。

Googleなどの検索エンジンにホームページの内容を適切に理解してもらい、関連する検索をした人にページを見つけてもらいやすくするための取り組みです。

たとえば横浜で建設業許可を依頼できる行政書士を探している人であれば、

「横浜 建設業許可 行政書士」

と検索するかもしれません。

また、まだ行政書士への依頼を決めていない人であれば、

「建設業許可 必要条件」

「建設業許可 必要書類」

など、手続きそのものについて検索することも考えられます。

こうした検索に対して、自分のホームページに関連する情報が掲載されていれば、検索結果から事務所を知ってもらえる可能性が生まれます。

行政書士のホームページにSEO対策は必要?

すべての行政書士事務所が、検索からの集客を最優先にする必要はありません。

紹介や既存顧客、交流会、SNS、広告などを中心に集客する方法もあります。

ただし、そのような方法で事務所を知った人が、事務所名や行政書士名をGoogleで検索してホームページを確認することもあります。

さらに、検索から新しい相談者を獲得したいのであれば、SEOを意識したホームページ作りは重要になります。

ホームページを作る目的に応じて、どの程度SEOに取り組むのかを考えるとよいでしょう。

POINT

SEOはホームページ集客の方法の一つです。
「検索順位を上げること」そのものではなく、必要としている人にホームページを見つけてもらうことを目的に考えましょう。

「行政書士」だけを狙う必要はない

SEOというと、「行政書士」というキーワードで検索結果の上位を目指すことをイメージするかもしれません。

しかし、実際に相談を検討している人が、必ず「行政書士」という言葉だけで検索するとは限りません。

たとえば建設業許可を取り扱っているのであれば、

  • 横浜 建設業許可 行政書士
  • 建設業許可 更新 横浜
  • 建設業許可 申請 必要書類
  • 建設業許可 自分でできる
  • 建設業許可 取得 条件

など、さまざまな検索が考えられます。

重要なのは、自分が検索結果に表示させたい言葉を一方的に決めるのではなく、相談者がどのような状況で、どのような言葉を使って検索するのかを考えることです。

まずは主要な業務ページを充実させる

行政書士のホームページでSEOを考える場合、ブログ記事を大量に作る前に、まず主要な業務ページを整えておきたいところです。

たとえば建設業許可を主要業務として扱うのであれば、建設業許可について詳しく説明したページを用意します。

そこに、

  • 対応している手続き
  • サービス内容
  • 料金
  • 必要書類
  • 依頼の流れ
  • よくある質問
  • 対応地域

など、相談者が知りたい情報を分かりやすく掲載します。

業務名だけを並べたページよりも、その業務について十分な情報が整理されているページの方が、相談者にとっても役立つページになります。

SEOのためだけに文章を増やすのではなく、まずはその業務について相談を検討している人に必要な情報を揃えることを意識しましょう。

検索される疑問を記事にする

主要な業務ページを整えたら、ブログやコラムを使って関連する情報を増やしていく方法があります。

たとえば建設業許可の業務ページだけでは説明しきれない内容を、一つのテーマごとに記事として詳しく解説します。

「建設業許可の更新はいつまでに必要?」

「建設業許可にはどんな書類が必要?」

「建設業許可を取得するための要件は?」

といったように、相談者が実際に検索しそうな疑問を一つの記事として扱います。

こうした記事が検索結果に表示されれば、事務所名を知らない人にもホームページを見つけてもらえる可能性があります。

そして記事を読んだ人が、関連する業務ページや問い合わせページへ進めるようにしておけば、記事から相談につながる流れも作れます。

地域名を意識したSEOも重要

行政書士は地域を中心に業務を行うケースも多いため、地域名を含む検索も考えておきたいところです。

たとえば、

「横浜 行政書士」

「横浜 建設業許可 行政書士」

「神奈川 建設業許可 相談」

などです。

地域を対象にサービスを提供する場合には、事務所所在地や対応地域をホームページ上で明確にしておきましょう。

ただし、SEOを意識するあまり、本文に地域名を不自然に何度も入れる必要はありません。

事務所概要、業務ページ、アクセス情報など、利用者にとって必要な場所に自然に掲載することが基本です。

タイトルや見出しにもページの内容を反映する

ページタイトルや見出しは、そのページに何が書かれているのかを利用者に伝える重要な要素です。

たとえば建設業許可について説明するページなのに、

「サービス01」

だけでは、ページの内容が分かりにくくなります。

「建設業許可申請」

「建設業許可申請の料金」

「建設業許可申請に必要な書類」

など、内容が分かるタイトルや見出しを付けることで、利用者も目的の情報を探しやすくなります。

SEOだけを意識して検索キーワードを詰め込むのではなく、そのページを初めて見る人にも内容が伝わる名称にすることが大切です。

スマートフォンでの見やすさも確認する

行政書士のホームページがスマートフォンから閲覧されることも考えておく必要があります。

文字が小さすぎる、ボタンが押しにくい、横にスクロールしなければ読めないといった状態では、せっかく検索から訪れても利用しにくいホームページになってしまいます。

パソコンだけでなくスマートフォンでも、

  • 文章が読みやすいか
  • メニューを操作しやすいか
  • 問い合わせボタンが分かりやすいか
  • フォームを入力しやすいか

などを確認しておきましょう。

検索エンジンへの対策だけではなく、実際にホームページを利用する人にとって使いやすい状態にすることも重要です。

SEOは公開して終わりではない

SEO対策は、ホームページ公開時に一度設定すれば終わりというものではありません。

公開後にどのような検索でページが表示されているのか、どの記事が読まれているのかなどを確認しながら改善していきます。

Google Search Consoleを利用すれば、

  • 検索結果に表示された回数
  • クリックされた回数
  • 検索されたキーワード
  • ページごとの検索状況

などを確認できます。

Google Analyticsを使えば、ホームページを訪れた人がどのページを見ているのかなど、サイト内の利用状況を確認できます。

こうした情報を参考に、既存ページへ情報を追加したり、新しい記事を作ったりしながらサイトを育てていきます。

POINT

SEOは「一度設定して完成」ではありません。
公開後の検索状況を確認し、必要な情報を追加・改善していくこともSEO対策の一部です。

SEOだけに頼らずホームページを活用する

SEOはホームページを見つけてもらう方法の一つですが、検索からのアクセスだけに頼る必要はありません。

行政書士事務所を知るきっかけには、紹介、SNS、交流会、名刺、広告などもあります。

そうした別のきっかけで事務所を知った人が、ホームページを訪れて業務内容や料金、行政書士のプロフィールなどを確認することもあります。

そのため、検索順位だけを意識するのではなく、どこから訪れた人にとっても事務所について理解できるホームページを作ることが大切です。

ホームページ全体の集客については、以下の記事でも詳しく解説しています。

→ 行政書士のホームページで集客するには?問い合わせにつなげるための基本対策

まとめ

行政書士のホームページで検索から相談者に見つけてもらいたいのであれば、SEOを意識したサイト作りは重要です。

ただし、SEOは検索キーワードを大量に入れたり、記事数だけを増やしたりするものではありません。

まずは主要な業務について十分な情報を掲載し、相談者が実際に検索する疑問や悩みを考え、それに答えるページや記事を作っていくことが基本になります。

ホームページ公開後もSearch Consoleなどで検索状況を確認しながら、必要な情報を追加・改善していきましょう。

SEOを「検索順位を上げるためだけの対策」と考えるのではなく、自分の業務を必要としている人に、必要な情報を届けるための取り組みとして考えることが大切です。