行政書士を探すときに、「行政書士 横浜」「行政書士 新宿区」のように地域名を組み合わせて検索する人もいます。
行政書士事務所にとって、対応している地域からホームページを見つけてもらうことは、集客を考えるうえで重要なポイントのひとつです。
ただし、ホームページの文章に地域名を何度も入れれば検索結果の上位に表示される、という単純なものではありません。
大切なのは、「どの地域で」「どのような業務に対応している事務所なのか」を利用者にも検索エンジンにも分かりやすく伝えることです。
この記事では、行政書士のホームページで地域名を使ったSEO対策を行う際の基本的な考え方と、「行政書士+地域名」を意識したページの作り方について解説します。
行政書士を探すときに地域名で検索する人もいる
行政書士への相談を考えている人の検索方法はさまざまです。
「行政書士」とだけ検索する人もいれば、
- 行政書士 横浜
- 行政書士 横浜市
- 行政書士 新宿区
- 建設業許可 横浜
- 産廃許可 神奈川
といったように、地域名や業務名を組み合わせて検索する人もいます。
特に、近くの行政書士に相談したい場合や、自分の地域に対応している事務所を探している場合には、地域名を含めた検索が行われることがあります。
そのため行政書士のホームページでは、事務所の所在地や対応地域を分かりやすく掲載しておくことが大切です。
まず「どの地域を対象にするのか」を整理する
地域SEOを考える前に、まず自分の事務所がどの地域を主な対象としているのかを整理します。
たとえば横浜市に事務所がある場合でも、
「横浜市を中心に対応するのか」
「神奈川県全域を対象にするのか」
「オンラインなどを利用して広い地域に対応するのか」
によって、ホームページで伝える内容は変わります。
実際の対応範囲とホームページ上の表現が一致していることが重要です。
SEOのためだけに実態とは異なる地域名を並べるのではなく、事務所の所在地や実際の対応地域を基準に考えましょう。
「行政書士+地域名」だけがキーワードではない
地域SEOというと、「行政書士+地域名」を最初に考えやすいですが、実際には業務名と地域名を組み合わせた検索も考えられます。
たとえば、
- 建設業許可+地域名
- 産業廃棄物収集運搬業許可+地域名
- 飲食店営業許可+地域名
- 法人設立+地域名
などです。
行政書士を探している人が、必ず「行政書士」という言葉を使って検索するとは限りません。
すでに必要な手続きが分かっている人であれば、行政書士という職種名ではなく、手続き名や業務名から検索することも考えられます。
そのため、地域名だけでなく「どの業務について検索されたいのか」まで一緒に考えることが大切です。
SEOキーワード全体の考え方については、行政書士のホームページで狙うキーワードは?SEOキーワードの決め方を解説でも解説しています。
地域名は自然な場所に掲載する
狙いたい地域が決まったら、ホームページ内でその地域との関係が分かるようにします。
たとえば、
- ページタイトル
- 見出し
- 本文
- 事務所概要
- 対応地域の案内
- アクセス情報
など、内容に応じて地域名を掲載できます。
ただし、すべての場所に無理に地域名を入れる必要はありません。
「横浜の行政書士なら○○」「横浜で行政書士を探すなら○○」といった似た表現を何度も繰り返すと、利用者にとって読みにくい文章になります。
地域名はSEOのために詰め込むのではなく、事務所やサービスについて説明するうえで必要な場所に自然に使うことが基本です。
事務所の所在地を明確にする
地域との関連性を伝えるうえで、事務所の所在地は基本的な情報です。
事務所概要やアクセスページなどに、
- 事務所名
- 所在地
- 最寄り駅
- アクセス方法
- 対応地域
などを分かりやすく掲載します。
ホームページを見た人にとっても、「どこにある事務所なのか」「自分の地域から相談できるのか」は重要な情報です。
事務所概要に掲載する内容については、行政書士のホームページに事務所概要は何を書く?掲載項目を解説で詳しく解説しています。
Googleビジネスプロフィールも整える
地域で行政書士を探している人に見つけてもらう方法は、通常の検索結果だけではありません。
Google検索やGoogleマップでは、地域に関連した事業者情報が表示されることがあります。
そのため、Googleビジネスプロフィールを利用している場合には、事務所名、所在地、電話番号、営業時間などの情報を正確に登録しておくことも大切です。
ホームページとGoogleビジネスプロフィールの情報に違いがある場合は、利用者が混乱する可能性もあります。移転や営業時間の変更などがあった場合には、両方の情報を確認しましょう。
GoogleマップやMEOについては、行政書士のホームページにGoogleマップは必要?MEOとの違いも解説でも解説しています。
業務ページと地域名を組み合わせる
特定の業務に力を入れている場合は、その業務ページの中で対応地域について説明する方法もあります。
たとえば建設業許可のページであれば、「当事務所では横浜市を中心に神奈川県内の建設業許可に関するご相談に対応しています」といったように、実際の対応範囲を伝えます。
これによって、利用者は「この事務所は自分の地域にも対応しているのか」を判断しやすくなります。
ただし、地域名を入れるためだけに文章を増やすのではなく、あくまで利用者に必要な情報として掲載することが大切です。
業務ページの基本的な作り方については、行政書士のホームページに載せる業務ページの作り方|問い合わせにつながる構成を解説で解説しています。
建設業許可をホームページから集客したい場合のページ作りについては、行政書士のホームページで「建設業許可」を集客するには?ページの作り方を解説も参考にしてください。
地域ごとに似たページを大量に作るのは避ける
地域SEOを意識すると、「横浜市の行政書士」「川崎市の行政書士」「藤沢市の行政書士」といったページを地域ごとに作りたくなることがあります。
しかし、地域名だけを変更して内容がほとんど同じページを大量に作る方法はおすすめできません。
利用者にとっても、それぞれのページを見る意味がほとんどないからです。
地域ごとのページを作るのであれば、その地域で実際に提供しているサービスや、その地域の利用者にとって必要な情報など、ページごとに掲載する意味があるかを考えることが大切です。
単に地域名を変えただけのページを増やすのではなく、一つひとつのページが利用者に役立つ内容になっているかを基準に判断しましょう。
地域名を入れても検索順位が保証されるわけではない
ホームページに地域名を入れたからといって、「行政書士+地域名」で必ず上位表示されるわけではありません。
検索結果には、ページの内容だけでなく、検索する人の状況や検索語、競合するホームページなど、さまざまな要素が関係します。
そのため、地域名を入れること自体をSEO対策のゴールにするのではなく、
「その地域で行政書士を探している人に必要な情報を提供できているか」
という視点でホームページを作ることが大切です。
基本的なSEO対策については、行政書士のホームページにSEO対策は必要?基本的な考え方と対策を解説でも解説しています。
公開後は実際に検索されているキーワードを確認する
地域名を意識したページを公開した後は、実際にどのような検索キーワードからホームページが表示されているのか確認することもできます。
Google Search Consoleを利用すると、検索結果でホームページが表示された検索語や、クリックされた検索語などを確認できます。
想定していた地域名だけでなく、「業務名+地域名」など別の検索語で表示されていることが分かる場合もあります。
こうしたデータを確認しながら、必要に応じてページの内容を見直していくとよいでしょう。
Google Search Consoleの登録については、行政書士のホームページをGoogle Search Consoleに登録する方法で解説しています。
まとめ
行政書士のホームページで地域SEOを考える場合は、単純に地域名を何度も入れるのではなく、「どの地域で、どの業務に対応している事務所なのか」を分かりやすく伝えることが重要です。
まずは事務所の所在地と実際の対応地域を整理し、そのうえで「行政書士+地域名」だけでなく、「業務名+地域名」という検索も考えてみましょう。
事務所情報、業務ページ、Googleビジネスプロフィールなどの情報を整えながら、地域の利用者が自分に合った事務所か判断できるホームページを作ることが基本です。
地域名は検索エンジンのためだけに入れるものではありません。その地域で行政書士を探している人に、必要な情報を正しく伝えるために活用していきましょう。