行政書士のホームページに業務ページやブログ記事が増えてくると、「関連するページをどうつなげればよいのか」と迷うことがあります。
たとえば建設業許可について、業務ページのほかに取得要件、必要書類、更新を説明する記事があっても、読者がそれらを見つけられなければ、必要な情報にたどり着きにくくなります。
同じサイト内のページへ案内するリンクを「内部リンク」と呼びます。内部リンクは、読者が次に知りたい情報へ進むための案内であり、ページ同士の関係を示す役割もあります。
この記事では、行政書士のホームページで業務ページと記事をどのようにつなぎ、どこにリンクを設置するかを解説します。
内部リンクは、読者の次の疑問を案内するもの
内部リンクを考えるときは、最初に「このページを読んだ人は、次に何を知りたくなるか」を考えます。
たとえば「建設業許可の更新に必要な書類」を調べている人なら、書類を確認した後に、更新を依頼できるか、費用はいくらかを知りたくなるかもしれません。その場合、記事から建設業許可の業務ページへ案内する意味があります。
一方、業務ページを読んでいる人が、更新時の書類について詳しく知りたい場合は、そこから解説記事へ進めると便利です。
リンクの目的は、ページを行き来させること自体ではありません。今読んでいるページだけでは説明しきれない、関連する情報へ無理なく進めることです。
まずは業務ページと関連記事を整理する
内部リンクを設置する前に、同じ業務に関係するページを並べてみましょう。
建設業許可を扱う事務所なら、たとえば次のような構成が考えられます。
- 建設業許可の業務ページ:対応内容、料金、依頼の流れを案内する
- 取得要件の記事:どのような条件が必要かを説明する
- 必要書類の記事:申請に向けて確認する書類を説明する
- 更新の記事:更新の時期や手続きを説明する
業務ページでは、その事務所へ何を依頼できるかを伝えます。各記事では、検索する人の具体的な疑問に答えます。
このようにページの役割を整理しておくと、関連しているという理由だけで何でもリンクすることを避けやすくなります。業務ごとにページや記事を広げる考え方は、行政書士の業務別SEO対策でも説明しています。
記事から業務ページへつなぐ
ブログ記事から業務ページへのリンクは、記事を読んで「依頼したい」「自分の状況を相談したい」と考えた人に役立ちます。
たとえば必要書類を説明する記事であれば、まず書類についての疑問に答えます。そのうえで、準備や申請の支援を受けたい人に向けて、対応内容を掲載した業務ページを案内します。
記事の冒頭から問い合わせを強く促すより、読者の疑問に答えた後や、支援内容に触れた箇所に置く方が自然な場合があります。
ただし、その事務所で実際に対応していない手続きへ案内しないようにしましょう。リンク先の業務ページにも、何を依頼できるのかが明確に書かれている必要があります。
業務ページに掲載する情報については、行政書士の業務ページの作り方で解説しています。
業務ページから詳しい記事へつなぐ
業務ページに手続きの細部まで書くと、料金や依頼の流れなど、相談を検討する人が知りたい情報を探しにくくなる場合があります。
そのようなときは、業務ページで概要を説明し、詳しい内容を記事へ案内できます。
たとえば建設業許可の業務ページに「更新手続きにも対応しています」と書き、更新の時期や必要書類を詳しく知りたい人へ、該当する記事を紹介する形です。
業務ページから記事へのリンクは、サービスの説明を妨げない位置に置きます。読者が記事へ移った後も、相談先を確認できるよう、記事から業務ページへ戻る案内があると分かりやすくなります。
関連記事同士は、疑問がつながるときにリンクする
記事同士の内部リンクも有効ですが、同じ業務に関する記事をすべて相互に結ぶ必要はありません。
たとえば「建設業許可の取得要件」を説明する記事で、「要件を確認した後、申請に必要な書類も知りたい」という流れがあれば、必要書類の記事へのリンクが役立ちます。
一方、取得要件の記事から更新の記事へ進む必要性は、文章の流れによって変わります。関係が薄いのに「関連記事だから」と末尾へ並べるより、読者が次に抱く疑問に合う記事を選びましょう。
一つの記事で説明できる内容を、内部リンクを増やすためだけに細かく分割する必要もありません。
リンク先が分かる文言を使う
リンクを設置するときは、クリックする前に行き先が分かる文言にします。このリンク部分の文字を「アンカーテキスト」と呼びます。
たとえば「こちら」だけでは、どのページへ移動するか伝わりにくくなります。「建設業許可申請の対応内容と料金を見る」のように書けば、リンク先で確認できることが分かります。
ただし、検索キーワードを入れるために、文章の流れに合わない長い文言を使う必要はありません。記事タイトルをそのまま使う場合もあれば、前後の文章に合わせて短く書いた方が読みやすい場合もあります。
リンクの文言は、検索エンジン向けの言葉より、まず読者が行き先を判断できることを基準にしましょう。
内部リンクを置く場所と数に決まりはない
「一つの記事に内部リンクを何本入れるべきか」と考えるかもしれませんが、すべての記事に共通する本数を決める必要はありません。
読者が疑問を持つ場所に関連ページへのリンクを置けば、本文の途中に一つだけの場合も、複数必要な場合もあります。記事の末尾に関連ページをまとめる方法もありますが、本文中で紹介した方が自然なら、その箇所に置きましょう。
反対に、短い段落にリンクが集中すると、文章を追いにくくなります。同じリンク先を何度も案内する必要があるかも確認します。
内部リンクは数よりも、置いた理由とリンク先の内容が一致しているかが大切です。
公開後はリンク切れと案内の不足を確認する
新しい記事を公開したら、その記事から関連ページへ進めるかだけでなく、既存の関連ページから新しい記事を見つけられるかも確認しましょう。
たとえば更新について詳しい記事を追加したのに、建設業許可の業務ページや関連する記事から案内されていなければ、読者がその記事にたどり着きにくい場合があります。
また、記事を統合したりURLを変更したりした後は、古いリンクが残っていないか確認が必要です。リンクをクリックして目的のページが開くか、表示された内容が案内文と合っているかを実際に確かめます。
ブログの記事が増えた段階では、行政書士ブログのSEO対策も参考に、業務ページと記事それぞれの役割を見直すと整理しやすくなります。
まとめ|必要な情報へ進めるようにページをつなぐ
行政書士のホームページで内部リンクを設計するときは、まず業務ページと関連記事の役割を整理します。
記事から業務ページへ相談に必要な情報を案内し、業務ページから記事へ手続きの詳しい説明を案内するなど、読者の次の疑問に合わせてつなぎましょう。
リンクの文言と設置場所も、読者が行き先を判断しやすいかを基準にします。新しい記事を公開した後は、既存ページからも見つけられるか確認し、必要な場所にリンクを加えていきましょう。