行政書士のホームページでSEO対策をしていても、なかなか検索順位が上がらないことがあります。

記事を増やしているのに検索結果にほとんど表示されない、狙ったキーワードでは順位が低い、アクセスがなかなか増えないといった場合、単純に記事数が足りないとは限りません。

狙っているキーワードとページ内容が合っていなかったり、検索する人が求めている情報を十分に掲載できていなかったりすることもあります。

この記事では、行政書士のホームページでSEOに取り組んでいるものの順位が上がらない場合に、確認したいポイントを解説します。

SEO対策をしてもすぐに順位が上がるとは限らない

最初に知っておきたいのは、SEO対策を始めたからといって、すぐに検索順位が上がるとは限らないということです。

新しくホームページを公開した場合や、新しい記事を追加した場合、検索エンジンにページが認識され、検索結果での評価が変化していくまでには時間がかかることがあります。

また、検索順位は自分のホームページだけで決まるものではありません。

同じキーワードを狙っている他のホームページや、検索結果に表示されるページの内容などによっても状況は変わります。

そのため、公開直後の順位だけを見て「SEO対策に失敗した」と判断するのではなく、検索結果での表示状況を確認しながら改善していくことが大切です。

SEO対策の基本については、行政書士のホームページにSEO対策は必要?基本的な考え方と対策を解説でも解説しています。

順位が上がらないときに確認したい主な原因

検索順位が伸びない場合、考えられる原因は一つではありません。

まずは、どこに改善の余地があるのかを整理してみましょう。

確認するポイント考えられる状態
キーワード狙っている検索とページ内容が合っていない
検索意図検索する人が知りたい情報に十分答えていない
コンテンツ内容が薄い、具体性が不足している
ページの役割似た内容の記事が複数あり、役割が曖昧になっている
内部リンク関連するページ同士が十分につながっていない
インデックスGoogleにページが登録されていない
競合上位ページと比べて必要な情報が不足している
公開からの期間公開直後で、まだ十分なデータがない

順位が低いからといって、すべてを一度に修正する必要はありません。

まず現在の状態を確認し、原因として考えられる部分から順番に見直します。

狙っているキーワードとページ内容が合っているか

最初に確認したいのが、狙っているキーワードと実際のページ内容の関係です。

たとえば「行政書士 建設業許可 費用」という検索を狙っているにもかかわらず、ページの大部分が建設業許可の必要書類について説明している場合、検索する人が求めている情報とずれている可能性があります。

キーワードをタイトルへ入れるだけではなく、そのキーワードで検索した人が何を知りたいのかを考えることが重要です。

また、一つのページで多くのキーワードを狙おうとして、テーマが曖昧になっているケースもあります。

まずは「このページは、どのような疑問に答えるページなのか」を明確にしてみましょう。

キーワードの考え方については、行政書士のホームページで狙うキーワードは?SEOキーワードの決め方を解説で詳しく解説しています。

検索する人が求めている情報に答えられているか

キーワードが合っていても、検索する人が必要としている情報が不足していれば、ページを見直す余地があります。

たとえば「建設業許可 更新 必要書類」と検索する人であれば、必要な書類を知りたい可能性が高いでしょう。

それにもかかわらず、

  • 建設業許可とは何かという説明が大部分を占めている
  • 必要書類についてほとんど説明していない
  • 一般的な説明だけで具体的な情報が分からない

といったページになっていれば、検索意図に十分対応できていない可能性があります。

記事を書く側が伝えたいことだけでなく、検索した人がそのページを読んで疑問を解決できるかという視点で確認します。

内容の量より「必要な情報があるか」を確認する

順位が上がらないと、「もっと文字数を増やした方がよいのでは」と考えることがあります。

しかし、文章を長くすること自体が目的ではありません。

短い記事でも検索する人の疑問に十分答えられるテーマはありますし、反対に詳しい説明が必要なテーマでは、結果として文章量が多くなることもあります。

重要なのは、文字数を基準にするのではなく、

  • 検索する人の疑問に答えているか
  • 必要な条件や注意点を説明しているか
  • 誤解しやすい部分を補足しているか
  • 次に知りたくなる情報まで案内できているか

などを確認することです。

必要な情報を追加した結果として記事が長くなることはありますが、順位を上げるためだけに文章を増やす必要はありません。

似た内容の記事が増えすぎていないか

SEOを意識して記事を増やしていると、似たテーマの記事が複数できることがあります。

たとえば、

「建設業許可の更新方法」
「建設業許可を更新する手続き」
「建設業許可の更新について解説」

といった記事を別々に作っても、検索する人が求めている内容がほぼ同じであれば、それぞれのページの役割が分かりにくくなります。

キーワードの表現が違うだけで検索意図が同じ場合は、一つの記事でまとめた方が適していることもあります。

一方、

「建設業許可の更新に必要な書類」
「建設業許可の更新期限」

のように知りたい内容が異なる場合は、情報量や検索意図に応じて別の記事として扱うことも考えられます。

キーワードが違うかどうかだけではなく、検索した人が求めている答えが違うかどうかを基準に考えましょう。

関連するページを内部リンクでつなぐ

一つの記事だけですべてを説明するのではなく、関連するページ同士を内部リンクでつなぐことも大切です。

たとえば建設業許可について、

  • 建設業許可の業務ページ
  • 取得要件の記事
  • 必要書類の記事
  • 更新の記事
  • 費用の記事

がある場合、それぞれを必要に応じてリンクします。

読者が関連情報を探しやすくなるだけでなく、サイト内で各ページがどのような関係にあるのかも整理しやすくなります。

行政書士の業務を起点としてページや記事を広げる考え方については、行政書士の業務別SEO対策|建設業許可・相続・在留資格などの狙い方で解説しています。

ブログ記事のテーマ選びを見直す

ブログを継続しているものの検索流入が増えない場合は、記事テーマそのものを見直してみることも必要です。

行政書士として詳しく説明できるテーマであっても、その情報を探している人が少なかったり、検索する人の疑問とは異なる切り口だったりする場合があります。

反対に、相談者から繰り返し聞かれる質問や、手続きを検討する際に多くの人が疑問に感じることは、記事テーマを考える材料になります。

どのような記事を作るかについては、行政書士ブログのSEO対策|検索される記事テーマとキーワードの考え方も参考にしてください。

地域を狙っている場合は地域との関連性を確認する

「行政書士+地域名」や「業務名+地域名」といった検索を狙っている場合は、単に地域名を書いているだけになっていないか確認します。

事務所所在地や対応地域が分かることはもちろん、その地域で依頼先を探している人にとって必要な情報が掲載されているかも重要です。

たとえば、地域によって窓口や手続き上の確認事項に違いがある業務であれば、その地域に即した情報を掲載できる場合があります。

地域名だけを変更した似たページを大量に作るのではなく、それぞれのページを作る必要性があるかを考えます。

地域を意識したSEOについては、行政書士のホームページで地域名を入れるSEO対策|「行政書士+地域名」を狙う方法で解説しています。

Googleにインデックスされているか確認する

ページの内容以前に、Googleの検索結果へ登録されていないケースもあります。

新しい記事を公開したら、Google Search ConsoleのURL検査などを使って、ページがインデックスされているか確認できます。

インデックスされていなければ、基本的にそのページがGoogle検索から見つけられる状態にはなっていません。

ただし、公開したページがすぐにインデックスされるとは限りません。また、インデックス登録をリクエストしたからといって、必ず登録されるわけでもありません。

サイトマップや内部リンクなども含め、Googleがページを見つけやすい状態になっているか確認しましょう。

Search Consoleの基本的な使い方については、行政書士のホームページをGoogle Search Consoleに登録する方法で解説しています。

Search Consoleで「順位」だけを見ない

Search Consoleを確認するときは、平均掲載順位だけを見るのではなく、表示回数や実際に表示されている検索クエリも確認します。

POINT

公開した記事の順位がまだ低くても、狙っているテーマに関連する検索で表示され始めているのであれば、今後の改善を考えるための材料になります。順位だけで判断せず、「どの検索で表示されているのか」も確認しましょう。

たとえば、想定していなかった関連キーワードで表示されていれば、その情報を記事に追加することを検討できます。

特定のテーマで複数の記事が表示され始めているのであれば、その周辺にどのような検索需要があるのかを調べ、新しい記事につなげる方法もあります。

反対に、狙っていた検索とまったく違うクエリばかりで表示されている場合は、ページのテーマや内容を見直す材料になります。

上位ページと自分の記事を比較する

順位が伸びない場合は、実際に狙っているキーワードを検索し、上位に表示されているページを確認することもできます。

ここで重要なのは、文章をまねすることではありません。

上位ページを見ながら、

  • どのような検索意図に答えているか
  • どのような情報が掲載されているか
  • 自分の記事に不足している情報はないか
  • 自分の記事だから説明できる内容はないか

といった点を確認します。

検索結果そのものを見ることで、そのキーワードについてGoogleがどのような種類のページを表示しているのかを把握する材料にもなります。

公開直後の記事を何度も変更しすぎない

記事を公開して数日しか経っていないのに順位が低いからといって、タイトルや本文を何度も変更する必要はありません。

公開直後は検索結果での表示自体が少なく、判断できるデータが十分に集まっていない場合があります。

まずはインデックス状況を確認し、Search Consoleで表示回数や検索クエリなどのデータが蓄積されるのを待つことも必要です。

そのうえで、狙っている検索と実際の表示状況にずれがある、必要な情報が不足しているなど、具体的な改善点が見えてから修正を検討します。

SEOは一度設定して終わりではない

SEO対策は、ホームページを公開するときにタイトルやキーワードを設定して終わるものではありません。

記事を公開し、検索結果での反応を確認し、必要に応じて改善するという繰り返しになります。

また、制度や手続きの内容が変われば、行政書士が発信している記事の情報を更新する必要が出てくることもあります。

検索順位だけを追い続けるのではなく、検索した人にとって現在も役立つ情報になっているかという視点で定期的に確認することが大切です。

まとめ

行政書士のSEOで順位が上がらない場合、原因は単純に記事数が少ないことだけとは限りません。

キーワードとページ内容のずれ、検索意図への対応不足、似た記事の重複、内部リンク、インデックス状況など、さまざまな要因を確認する必要があります。

また、新しく公開したページは、すぐに十分な検索データが集まるとは限りません。

まずはSearch Consoleなどで、どの検索クエリから表示されているのかを確認し、現在の状態を把握しましょう。

そのうえで必要な部分を改善し、関連するテーマに検索での反応が見られるのであれば、そこから新しい記事へ広げていく方法もあります。

順位そのものだけを目的にするのではなく、検索する人の疑問に答えられるページを作り、実際の検索データを見ながら改善していくことが、行政書士のSEOを続けるうえで重要です。